しーまブログ 日記/一般大和村 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2016年03月24日

夢の夕食

友達と映画を見るために、日比谷シャンテの前で待ち合わせをした。彼女は私の顔を見るなり言った。
「お腹が減って死にそ。後でおいしいお寿司屋さんに案内するから、とりあえずンバーガー店に買って行こうよ」



私と彼女は近くのハンバーガー店に入った。カウンターにはお客が行列を作ってい
る。最後尾に並びながらふと店内を見ると、近くの席で銀髪のアメリカ人夫婦が向かいあってハンバーかーを食べていた。ブラスチックのトレイの上にはハンバーガーとコーラとフライドポテトがのっている。年の頃、六十代の半ばだろうか。二人は何を話すということもなく、ただ黙ってフライドポテトを食べ、コーラを飲んでいる。すると、妻のほうがバッグを開け、ティッシュペーパーを出して。その時、バッグの中にパスポートがチラッと見えた。
私は何だが胸が痛くなった。都内のハンバーガーやフライドチキンの店では、よく
外国人老夫婦の旅行者を見る。見るたびには私は「ごめんなさい」と種子基金 香港言いたくる。


彼らだってきっと懐石や美しい日本料理を食べたいに違いない。しかし、この国の
物価は半端ではないのである。まして、日本の趣味の料理屋で懐石ともなれば、外国人には気絶しそうな値段であろう。老夫婦は子育てを終え、仕事の第一線から退いた今、蓄えた金で舞台夢を見て日本に旅してきて、そこで食べるものはがハンバガーとコーラとは夢にも思っていなかっただろう。もとよりアメリカから来た手軽な食べ物である。それが夕食ではどんなにかみしめだろうと思う。


しばらくすると、ジーンズとTシャツの若いアメリカ人の男が二人入ってきた。一
見して旅行者とわかるが、若いのでこちらも「はんばーがーで当然」という感じで気楽である。すると、若い二人と老夫婦の目が合った。そして一瞬のうちにお互いに目をそらした。見てはいけないものを見た気がして、私も目をそらした。今夜は「おいしいお寿司」は食べたくなかった。  

Posted by mei at 17:34Comments(0)